煎り網(入門編)

初心者向きの煎り網選び

2010/9/1

コーヒー生豆を焙煎するのに必須なのが煎り網

ラインナップと店主のオススメをご紹介しましょう。
コーヒー焙煎できる煎り網

写真左から、

①味道 丸形煎り網 直径223mm 高さ50mm 重さ339g

②100円ショップ販売品 直径 高さ 重さ

③TSステンレス煎り網 直径外13mm(底部約10) 高さ30mm 重さ

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結論から申し上げると、初心者の方には②の煎り網

コツが分かってきたら、③の煎り網がオススメです。

それぞれの特徴など②→③→①とご説明しましょう。

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100円ショップのザル網 費用:105円

煎り編み

まずはコレから始めましょう!

選ぶポイントは網が小ぶりで、持ち手が長く、軽いこと

持ち手が無いやつはNGですよ。店主も試した事がありますが熱くて無理でした。

なぜ、この簡易なザル網がいいかというと、蓋が無いからなんです。

蓋が無いと、炎に炙られて変化していく生豆の様子が良く見えます。

ただ煎るときは、煎りむらが出ないように、網を振りますから生豆がこぼれたりもします。

でも、最初はよーく生豆が色づいて変化していく様子を観察して欲しいと思う。

何より、コーヒー色になっていく過程が楽しいのです。

煎れる生豆の量は、30g程まで

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TSステンレス煎り網 費用:1,000円1,500円

生豆焙煎向き煎り網

焙煎の出来上がる時間とかが分かりだしてきたら、この蓋付き煎り網が使えます。

蓋をするので生豆をこぼさず、少し気楽に焙煎ができます。

生豆がこぼれる心配がないので、網も良く振ることができ、煎りムラも少なくできます。

しかも、網の底面に段々が施してあるので、生豆が良く回転してくれます。

ただ、最初は不安かもしれません。

蓋の部分も網ですが、生豆の色づき具合が分かりづらいのです。

でも、今度は音で焙煎具合を判断します。

そう!目で判断しなくても、生豆が出す音で煎り加減が分かるようになります。

そうすると、飲みたいコーヒーの分量だけ、飲む直前にササッと焙煎できます。

なんとも贅沢ですね!

煎れる生豆の量は、50g程まで

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味道 丸形煎り網 費用:2,000円4,000円

大型焙煎網

一度にたくさんの生豆を焙煎したいとなると、この大型網になります。

ただ、家庭用コンロで煎るには少し難しいかもしれません。

というのも、網の大きさに比べて、コンロの炎が小さすぎでしょうか?

はい、少し小さいので、網の中の生豆が冷えてしまわないように

真剣に集中して網を振ってください。

コーヒー豆の焙煎は、焦がして色づければいいというわけではなくて

生豆の水分を完全に飛ばしてやるということも重要なのです。

この大きめな網で楽をしたい場合は、火の面積を大きくするという手があります。

よくお料理屋さんで目にしませんか?

そうです、これの導入も良い考えです。

鋳物2重コンロ

鋳物コンロ 炎が2重、3重と大きな面積で立ち上るので、大きな網でも

楽して焙煎を仕上げることができます。

ここまでハマルと、なかなかカッコイイと思う店主でした。

煎れる生豆の量は、200g程がオススメです

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奥の手:

一通り、煎り編みのご説明をさせていただきましたが、

共通して奥の手があります。

それは、これらの焙煎網をすっぽり覆うようにしてアルミホイルをかぶせて

焙煎をしてみましょう!

今まで火力は網を通り越して全部抜けて、生豆は直火の力だけで煎られたわけですが

蓋を作ることで、火力の熱を有効に使うことができます。

仕上がりの風味も、驚くほど変わりますので、直火だけでの焙煎になれたら

ぜひ奥の手にも挑戦してみてください。

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