新兵器!放射温度計で生豆の焙煎温度を計測してみる

焙煎について久しぶりのコラムです。

やっぱり手網焙煎で煎ったコーヒーは、格別美味しいのです!

手網焙煎というと、つい本格釜で煎ったより劣ると思い込んでしまいます。

自分も正直なところ、頭から業務用の焙煎釜には負けると思ってました。

しかしですね、誰も言わなかったことを言ってしまいます。

「業務用の焙煎釜より、家庭コンロで手網焙煎した方が断然うまい!」

しかも、例えばマンデリン生豆50g(4~5人分)の焙煎時間を

4分30秒くらいでオススメしてましたが、最近はちょっと違う感想というか、

新しい法則になってきています。

30秒短縮して、4分で仕上げても美味しいです!

しかも焙煎時間が短い方が、「あれ?失敗しちゃったかな?」といのが皆無なのです。

大型の焙煎釜だと、何十分も時間をかける焙煎ですから

手網でも時間をかけて、じっくり煎ってしまいがちですが、これは間違いです。

手網焙煎で、長い時間をかけてじっくり煎ってしまうと、スカスカな味になってしまいます。

さて、先ほど宣言してしまいましたが、なぜ焙煎釜より手網焙煎の方が美味しいのでしょう?

あくまで、自分の味覚で判断しているだけなので、皆さんへの説得力がないのが残念なところです。

そこで、美味しい理由のヒントになるのではと、ずっと試してみたかった事があります。

それは、コーヒー豆の温度を確認すること。

でも、業務用の焙煎釜は温度計が付いているので普通にわかりますが

手網の中の豆温度はどう測ったらいいでしょうか?

オーブン用の温度計を網に放り込もうか?とかも考えましたが

豆がボロボロになりそうでイヤですよね。

ずっと悩んでいたのですが、やっと解決策発見!

「放射温度計」という、ハイテクなものがありましたので早速導入したわけです!

放射温度計

温度を計測している位置をレーザーで確認できて、ものすごく便利でした。

さて計ってみましょうか?

1.まずは、火にかけて1分ほどのコーヒー豆温度です。

1分ほどでの豆温度

豆温度:210度~220度

この後、蓋をして2分ほど煎ります。

蓋ありで煎る

2.そして蓋を取った直後の温度を計測

蓋取り直後の温度

豆温度:250度~260度

結果、予想以上の高温でした。

焙煎釜ですと、200度前後で煎っていきますが

今回、手網焙煎での最高温度は260度

コーヒー豆に相当のカロリーが加わっています。

(焙煎釜の温度はあくまで釜の中の温度なので、こんど豆自体の温度計ってみます)

もっとデータを取っていこうと思っていますが

今のところ、確信しつつある法則は、

高いカロリー+短時間で焙煎する

です!

 

 

 

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